2006年 08月 27日
初めまして |
思い出せば、そこにはいつも夏のかぜが吹く野原があります。
白詰草と薄荷の緑の絨毯は幼い頃のお気に入りの場所、
人形遊びもお飯事も苦手だった、偏屈な子供を夢中にさせた昆虫と植物の楽園。
大きな柿の木の下に咲く、ヤブカンゾウのあざやかな橙の色が
夏のはじまりを告げてくれました。
13号埋立て地という名で呼ばれていた、いずれ開発され都市の一部となる、
そんな時間と空間の狭間に表れた一瞬の野原。
草いきれと、さえぎるもののない青い空、頭上をゆくジェット音。
東京の埠頭付近、埋め立て地と呼ばれる場所は、
懐かしい建物、古い家並みや倉庫の裏手に、外来植物が茂る空き地が広がっていたりと
「隙間」のある場所でした。そして少し行くと一面の裸地。
あの開催されなかったイベントの為の開発以来、
少しづつ変化してゆき、気づいた時はすっかり様変わりしていました。
フェンス越しのセスナ機、ポプラの樹、野球少年の歓声。
よく散歩した関東村跡地。
それらの場所にまつわる記憶は、今もしっかり私の芯に根を張っていて、
懐かしいという優しく甘い感情だけでは語りきれない、
リアルな自分を構築している大切なパーツです。
そんな思いを込めてこのBlogを名付けました。
白詰草と薄荷の緑の絨毯は幼い頃のお気に入りの場所、
人形遊びもお飯事も苦手だった、偏屈な子供を夢中にさせた昆虫と植物の楽園。
大きな柿の木の下に咲く、ヤブカンゾウのあざやかな橙の色が
夏のはじまりを告げてくれました。
13号埋立て地という名で呼ばれていた、いずれ開発され都市の一部となる、
そんな時間と空間の狭間に表れた一瞬の野原。
草いきれと、さえぎるもののない青い空、頭上をゆくジェット音。
東京の埠頭付近、埋め立て地と呼ばれる場所は、
懐かしい建物、古い家並みや倉庫の裏手に、外来植物が茂る空き地が広がっていたりと
「隙間」のある場所でした。そして少し行くと一面の裸地。
あの開催されなかったイベントの為の開発以来、
少しづつ変化してゆき、気づいた時はすっかり様変わりしていました。
フェンス越しのセスナ機、ポプラの樹、野球少年の歓声。
よく散歩した関東村跡地。
それらの場所にまつわる記憶は、今もしっかり私の芯に根を張っていて、
懐かしいという優しく甘い感情だけでは語りきれない、
リアルな自分を構築している大切なパーツです。
そんな思いを込めてこのBlogを名付けました。
by sabi-neko2
| 2006-08-27 00:39